コンソーシアムメンバー紹介「京都北都信用金庫」
コンソーシアムメンバーについて
丹後を訪れる方にこれまでの観光よりさらに深く地域を知り、継続的につながるきっかけとしての体験や研修プログラムづくりに向け、さまざまな事業者や団体で構成されるコンソーシアムが立ち上がりました。
丹後リビングラボは、このコンソーシアムのメンバーとともに、新たなつながりから、よりゆたかな「働き方」や「暮らし方」ができるまちづくりを目指すとともに、事務局として地域内に必要なしくみを整え、活動をサポートしていきます。
京都北都信用金庫 地域創生事業部
山口 陽祐(Yosuke Yamaguchi)
1.どんな事業に取り組んでいますか?
京都北都信用金庫 地域創生事業部では地域活性化の実現を目指して、ビジネスマッチングなどの販路拡大支援事業、地域の後継者不足の改善を目指した事業承継支援事業など企業価値の向上につながる本業支援事業を中心に取組んでいます。また、社会課題をビジネスで解決されている地域企業を応援し、持続可能な地域社会を実現するため、企業の「ESG経営」「世のため人のため」の取組を可視化する「ソーシャル企業認証制度」など新たな取組にも積極的にトライしています。
▶販路拡大支援
お客様の売上アップを目指す販路拡大支援事業では2022年2月22日に「Food collabo labo in ライブコマース」を開催しました。ライブコマースはスマホのアプリを使って物販と商品紹介をライブ中継で行う新しい商品販売方法です。京丹後市のビオ・ラビッツ㈱様と福知山市の㈱小林ふぁーむ様にご出演いただき、京都信用金庫の飲食店のお客様に対して、テレビの通販番組のように商品販売をしていただきました。コロナの影響によりリアルの商談会が開催しにくい状況ですが、このような新しい販売方法にも挑戦しています。
▶副業人材
大企業の副業解禁が進む中、都市部には、自分のこれまでのキャリアやスキルを活かして、オンラインを活用した副業という形で、地方の企業や人の役に立ちたい、そんな機会を探しているビジネスパーソンが増えているようです。
このような人材と地域企業を副業採用という形でつなぎ、企業の更なる成長や課題解決を目指す、京都府北部5市2町副業人材活用プロジェクトを行政、商工会、商工会議所、京都産業21、当金庫などが連携協力し地域一体となり取組みました。この取組を通じて23名の副業人材の地域企業への採用につながりました。副業人材の活用は京都府北部地域再生や成長の大きなカギになるのではないかと思っています。

2.事業の中で大切にされていることは?
信用金庫は我が町の発展を願い、そこに住む人により設立された金融機関です。私たちは先人の地域への熱い想いを未来につなげるため、ご融資やご預金などの金融機関の社会的な役割を果たすだけではなく、持続可能な地域社会や経済を目指し、地域の社会課題解決に向け率先して取組まなければならいないと考えています。それを実現するためには、行政だけではなく地域企業の力がとても重要で、当金庫は「社会課題をビジネスで解決されている企業」の更なる成長につながる支援を大切にしています。
3.丹後リビングラボと連携して今後してみたいチャレンジや取り組み
ソーシャル企業認証制度の認証企業は環境や社会の諸課題をビジネスにより積極的に解決されている企業で、京阪神で約500社有り京都府北部では27社が認証されています。そのような京阪神のソーシャル企業を丹後リビングラボが企画されるツアーなどで誘致し、地域を知っていただき、また、京丹後エリアの地域企業と交流する機会をつくり、新たな価値創出につなげられるような取組みが出来たらと思っています。
4.今後コラボしたい事業者・団体
丹後リビングラボのコンソーシアムの企業・団体の皆様との関係性を深め、信用金庫が持つ全国のネットワークを最大限活用しながら、一緒に地域づくりが出来たらと思います。
5.今後京丹後市にどんな場所になってほしいですか?
京丹後市は地域活性化につながる先進的な取り組みをされています。中でも早くから移住を希望される方をサポートされてきた結果、様々なスキルを持った面白い人が集まり、その人の集まりが地域の魅力になり、更に人が集まる好循環をつくっていると思います。これからも、人や企業が垣根を越えて気軽に繋がりあえる、交流の場であってほしいです。
6.丹後リビングラボに期待することは?
ひと、まち、自然が調和し、リモートワークやワーケーションに最適な京都府北部地域を、丹後リビングラボの活動を通じて、より多くの企業やビジネスパーソンに知っていただき、都市部との新たな人の流れを創るきっかけになることを期待しています。
参考: 京都北都信用金庫 ウェブサイト